バイクや原付に乗っていて怖いこと
皆さんは何だと思いますか?
私は事故が怖いと思います。
そもそも二輪車はライダーがほぼ丸裸。
どれだけツナギやプロテクターで固めていようが
速度が出たマシンの前には丸裸も同然。
ここでは、事故になるべく遭わないように
大切な心構えを5つ紹介します。
「心構え」と書いてありますが、行動も含みます。
運転に集中する
大前提ですが、上の空の状態で運転してはいけません。
バイクが走行を始めた段階でもう凶器になります。
走行しているということは
他の車も走行していますので、こちらも凶器になります。
運転に集中していないと思わぬ事故に巻き込まれたりするので
集中力を欠くのであれば乗らないで下さい。
わき見運転は事故の元
割と事故で多いのがわき見運転です。
スマホなどの使用によるいわゆる「ながら運転」も
一種のわき見運転です。
あなたが横や後ろをわき見している間
バイクは何mほど進んでいるかご存じですか?
時速30km/hで走行中、2秒間のわき見で
およそ16.7m進んでいます。
野球に例えると、ホームベースからピッチャーマウンドがある所まで
18.44mなので、それに近いくらいの距離を移動しています。
高さで例えると4階建ての建物相当。
こう考えると結構進んでいますよね。
わき見運転は絶対してはいけません。
一瞬の油断が事故に繋がる
実体験ですが、数年前に車を運転中
事もあろうにわき見運転をしてしまい
前方の信号で停車していた車にぶつかったことがあります。
してはいけませんが、完全に気を抜いて
反射的にわき見をしてしまったのです。
なので私が「わき見運転ダメ」って言っても説得力がないかもしれませんが
した私だからこそ言えるとも思います。
「わき見運転ダメ」です。
人を轢いていなかったことが不幸中の幸い。
もしあなたがバイクや原付で
ぶつかった相手が車やトラック、バスなら
間違いなく大けが、もしくは命を落とすことになるかもしれません。
体調がよくない日はそもそも運転しない
なんだか今日は体調がすぐれないなという時
人間やってればありますよね。
そんな時は運転することをやめて
家でゆっくりしてください。
体調が元気になってから、バイクに乗ればいいのです。
あと、気が乗らない時や
理由もなく不安な時も運転しない方がベターです。
悪い方向に引っ張られがちです。
意識が飛ぶなんてことがあるかも
私は病気に詳しいわけではないので
あまりわかりません。
しかし意識が不意に飛んでしまうことだって
可能性としてはあるかもしれません。
バイクを走行中に意識が飛んだら
人を轢くか車などにぶつかるか
単独で派手に転倒してしまいます。
そういう持病を持っている方も注意が必要ですね。
体調が悪いと集中力が欠けてしまう
体が不調を訴えている時…
例えば熱がある時。
熱が高くなると、頭がボーっとしてきます。
すると運転に割いている集中力は削がれてしまいます。
交差点からの飛び出しや
お店から急に出てきた車に対応できません。
体調不良に意識を持っていかれてしまいます。
本来、走行中は運転に意識を持っているのが前提です。
その前提が崩れてしまうと
いとも簡単に事故を起こしてしまいます。
体調が悪い時は、家でゆっくり療養するに限るのです。
走行中、かもしれない運転を心がける
公道を走行しているのはなにもあなたのバイクだけではありません。
公道ですから、様々な人が歩行、もしくはバイクや車で走行しています。
周りの人の挙動をじっと見るわけにもいかないので
常に~かもしれないと構えておくことが
安全運転で大事なことです。
バイクに乗っているあなたが思うよりも、他人は遠いと思っている
お店から出てきて、右左折をする時
右や左からあなたのバイクがやってきたとしましょう。
車に比べてバイクは車体が小さいです。
なのである程度スピードが出ていても
あまり大きく見えないが故に、他の運転者からは遅いから行けると判断しがちです。
他人を信じてはいけません。
運転に集中とは言え、多少の視野が必要です。
視界の端に車がいて
ウインカーを出して待機している時は
こちらの思惑以上に早く出てきたりします。
こちら(バイク乗り)としては存在に気付いた時点で
「飛び出してくるかもしれない」と心の中で意識することで
スピードを落としたり
ブレーキレバーをすぐに握れる態勢になれます。
「でてこないだろう」などの「~だろう」という精神では運転しないで下さい。
他人を信じてはいけません。
他人と自分とじゃ、そもそも感覚や能力が違うのだから。
人が飛び出してくるかもしれない
見通しの良い交差点であろうが
細い路地であろうが
人が予期せぬ所から飛び出してくるかもしれないと思いましょう。
歩行者が優先なので、歩行者が交差点を渡ろうとしている場合
信号が無い、もしくはこちらが左折、左折先の横断者などがいる場合。
必ず歩行者に渡ってもらいましょう。
無理にいくと巻き込み事故を起こす可能性がありますし
道交法違反にもなります。
また余談ですが、友達が細い路地をバイクで走行中
子どもが飛び出して轢いてしまいました。
それを聞いて明日は我が身と感じました。
特に見通しが悪いところは要注意です。
見通しが良くても見落とす可能性も考慮すると
やはり注意が必要になります。
明らかに挙動がおかしい車などにむやみに近づかない
バイクで走行していると
前方の車がやたらと左に寄って走行している(これに関してはこちら、バイクを意識しているかもですが)
とてもフラつきながら走行している
変にブレーキをかけまくっている
などと、通常の挙動とは異なる動きをするドライバーがいます。
自身の思い通りにはならないことが多々ある
何度も言うように、他人を信じてはいけません。
何を考えているかわかりませんので
そういった挙動がおかしい車などには近づかないことが
事故を防ぐことにもなります。
ここで注意していただきたいのは
やたらと遅い走行です。
例えば制限速度が50km/hなのに
大きいバイクが30km/hで走行したり…
原付一種(50cc)は制限速度が30km/hなので仕方がありませんが
遅いことが必ずしも安全運転には繋がりません。
走行の流れというものがあります。
周りの車やバイクは50km/h出しているのに
あなたが30km/h(原付はいいんですよ)で走行していたら
流れを妨げています。
勢いあまってぶつかられたらたまりませんが
それは流れを妨げていることが原因です。
スムーズに周りに合わせて合流する、周りに合わせた速度で走行することを
心がけましょう。
なんか少し話がズレてしまいましたね。
とにかく挙動がおかしい車には近づかないことが吉。
近くにいると巻き込み事故をくらってしまうかもしれませんよ。
あなた自身が安全運転していても周りがそうじゃないことがある
仮にバイクで走行しているとして
前方の車やバイク、そしてあなた自身が安全運転。
流れにも乗っていて、細心の注意を払っています。
しかし後方からわき見運転などで
ノーブレーキで突っ込まれることだって十分あり得ます。
なんだかこんなことばかり言っていると
バイクに乗るのが怖くなりますね。
何が言いたいかというと
絶対に安全なんて保障はどこにもありません。
そんな保証が欲しいならもはや外に出ないことです。
でもそれは無理ですよね。
あなたはバイクや原付を改造するお金を作るために
働きに出なきゃいけない。
他人の悪質な運転により
不慮の事故に巻き込まれることは
どんなに注意していても起こり得ます。
但し、自分自身が安全に配慮できていれば
少なくとも自分の不備で事故を起こすことは防げます。
これで全体的な事故の割合は抑えることができます。
原付(50cc)の場合、なるべく小道を走る
原付(50cc)の場合、制限速度が周りよりも遅いです。
一般的な行動は40km/hや50km/hの所が多いですが
原付は30km/hです。
上記でも説明しましたが
皆が同じ速度で真っすぐ走行していたとしたら
少なくとも車やバイク同士でぶつかることなんてありません。
しかし原付は周りに比べると遅く走行しなければいけませんので
速い車やバイクからしたら、とても危ないわけです。
当然、原付に乗っている本人も
周りが速いので怖いです。
キープレフト(道路の左側の走行を保持すること)していても
狭めの国道、県道などでは特に怖いです。
個人的におすすめなのは小道の活用です。
事前調査が必要だったりしますが…
勤務地や目的地への道のりで
幹線道路ではなく、いわゆる裏道を通っていくという方法です。
私自身がよく使いますが、原付の時は極力裏道を通って出勤します。
幹線道路で自身を抜かそうとする車にぶつかりたくないので…
人通り、車通りが国道に比べると明らかに少ないので
ある程度の安全を確保できます。
もちろん、細い道なので
歩行者や飛び出しなどには細心の注意が必要です。
車のドライバー目線でも原付は危なっかしく見える
私は普段、バイクや原付だけでなく
車の運転もします。
なのでドライバー目線でもわかることも沢山あります。
国道で原付が路肩スレスレでフラフラ走っているのを見ると
怖いなって思ってしまいます。
抜かす時はその対象の原付からしっかり離れるなどします。
こっちに倒れてこないでくれよ~とか思っています。
特にお年を召された方がとても怖いです。
本当に危なっかしく思うんですよね。
運転している本人はそこまで思っていないかもしれません。
ただ、私はそう思ってしまうので
原付に乗る時はそう思われにくいように
裏道を活用しています。
終わりに
今回は事故を防ぐための心構え、行動を5つ紹介してきました。
まとめると…
・運転に集中する
・体調がよくない日はそもそも運転しない
・走行中、かもしれない運転を心がける
・明らかに挙動がおかしい車などにむやみに近づかない
・原付(50cc)の場合、なるべく小道を走る
となります。
これが全てではありません。
しかしこれらを意識することで
事故をなるべく防ぐことができます。
長時間の運転ともなると、ここに
「こまめに休憩を取る(2時間に1回程度)」が入ります。
疲れがたまるとこれまた集中力が欠けてしまいます。
安全運転って言葉にすると簡単ですが
前述した心構えをしっかり意識することが大切です。
事故に気を付けて、末永く大好きなバイク、原付に乗りましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。