セルフガソリンスタンドでの空気圧の見方

どもども、ネコライダーです。
日々のメンテナンスで必要なタイヤの空気圧。
セルフガソリンスタンドでお手軽に空気圧を見る方法を解説します。

空気圧の点検の目安は月に1回です。
原付のタイヤは特に減りが早いように感じます。
そして、小さいが故に空気圧が低下している時の影響を
モロに受けるので注意が必要です。
参考記事:タイヤの空気はどこで入れればいいの?

有人のガソリンスタンドでなくても
スタッフさんにお願いすると空気を入れてくれます。
しかし手が離せなさそうな時もあるかと思います。

そんな時は自分自身で入れてしまいましょう。
この記事では、自分で空気圧点検、補充のやり方を解説していきます。
ではいってみよう!

セルフガソリンスタンドでの空気圧点検・補充、実践編

空気圧補充マシンはピットの壁面や柱の根本などに設置されています。
突然、「空気圧補充マシン」と言ってすみません。
わかりやすいかと思いまして…
正式名称はエアーキャリーです。
そして、この業界での通称は「ヤマダ君」ですw

以下「ヤマダ君」にしましょうか。
わかりにくかったら、コメントを下さい。修正いたします。

ガソリンスタンドのピット。壁面になにやら…

ちょっと見にくいですね、すみません。
下の方に見やすい写真を掲載しています。
そして「ヤマダ君」のみの写真を撮り忘れてしまいました。

こちらが原付のエアバルブ。L字型のエアバルブになります。

真っすぐになっているタイプもあります。
しかしL字型のエアバルブの方が断然、空気を補充しやすいです。

L字型のエアバルブのメリット…空気圧点検、補充がしやすい

L字型のエアバルブのデメリット…耐久性が少し低い、タイヤ交換時のバルブ交換が少しだけやりにくい

ストレートタイプのエアバルブのメリット…耐久性がL字型のエアバルブより高い、タイヤ交換時のバルブ交換が容易

ストレートタイプのエアバルブのデメリット…空気圧点検、補充がしにくい


今回、このガソリンスタンドにあった「ヤマダ君」に使用されていたアタッチメントは
原付のストレートタイプのエアバルブでも、空気圧点検、補充がしやすいタイプでした。

指がジャマで見にくいですが、チャックにご注目。ゴルフのアイアンの様な形をしています。

L字型のエアバルブかつ、このアタッチメントの場合
エアゲージの針が動くまで差し込むには少しだけコツがあります。

今度は指にご注目。

L字になっている角の部分を人差し指で押さえます。
そしてチャックを人差し指に向かう方向に、親指で押さえます。
これで、エアゲージの針が動きます(現在の空気圧を表示とでも言いますか)
針が動くということは、補充や減らすことも、この時点で可能になります。

現在の空気圧。ひ、低い…

こちらの「ヤマダ君」。
写真の下の方に黒い丸っこいレバーがあります。
チャックがエアバルブに差さっている状態で
+方向にレバーを倒すと空気が入り
-方向にレバーを倒すと空気が抜けます。

徐々に空気を入れていくと針もピクピク動きます。

少しずつ空気を入れましょう。
入りすぎた場合は、レバーを-方向に倒して空気を抜いて
微調整をしましょう。

エアバルブキャップの締め忘れにご注意!

キャップの役割は、ゴミの付着防止
そして水滴による錆び防止です。

バルブコア(通称ムシ)の大半は金属でできていて
錆びつくとエアー漏れの原因になったりします。
空気が漏れないように、小さなゴムパッキンが入っている以外は金属です。

原付のリアタイヤ。特に純正マフラーだとやりにくいです。

写真のような位置では、熱せられたマフラーに手が触れやすいです。
これだと火傷してしまうので
リアタイヤを浮かせるためにセンタースタンドを立てて
リアタイヤを手で回し、エアバルブの位置を下に持っていきます。

この状態が火傷しにくいです。しかしバルブも見にくいので注意して下さい。

マフラーに触れにくいですが、もちろん腕を上に上げると触れてしまいます。
フロントタイヤは空気圧点検、補充がしやすいですが
リアタイヤは特に純正マフラーの場合はやりにくいので
細心の注意を払いましょう。

「ヤマダ君」とスタンドの全貌。

空気圧点検、補充が終わったら
元の位置…スタンドに差し込んで終了です。
「ヤマダ君」はこのスタンドの先っちょからタンクに
空気を補充します。

もし空気圧点検、補充の際に「ヤマダ君」タンク内の空気が尽きてしまったら
一度スタンドに戻して、「ヤマダ君」のタンクに空気を補充してあげましょう。
割とすぐに満タンになります。1分かからないくらいです。

夜間は空気圧点検、補充はできない!?

お話するのを忘れていましたが
「空気圧」という名称をご覧下さい。
そう、「圧」なんです。

イメージしにくいですが、「ヤマダ君」は
圧縮された空気を利用しているんですね。
じゃあ空気はどうやって圧縮されているかというと
エアーコンプレッサーというものを用いています。

ガソリンスタンドやディーラー、自動車工場、カー用品店のピットにいたるまで
エアーコンプレッサー室という部屋が設けられていることが多く
その室内に大きなエアーコンプレッサーを設置しています。

簡単に言うとエンジンのような構造になっており
圧縮した空気を作り出した後、機械のタンクに貯め込んでいきます。
タンク内の空気が少なくなったら再度起動して、ある程度貯まったら
オフになって…を繰り返しています。

起動している時はなかなかの音量でして
近所迷惑になりかねないのです。

昼間は他の騒音に紛れてしまうのでそこまで気になりませんが
夜間に起動すると音が目立つでしょう。

近隣住民への配慮からか、24時間営業のセルフガソリンスタンドでも
大体8時~9時くらいにはピットを閉めるので
コンプレッサーの電源も落としています。

故に「ヤマダ君」が使用できません。
ピットのシャッターの中に入れられてしまいます。


なので!
夜間のセルフガソリンスタンドでは空気圧点検や補充は出来ません。


2022年10月5日追記

はい、申し訳ありません。
私は間違った情報を提示してしまいました。
実は大阪に、夜間の空気圧補充も可能なガソリンスタンドがあります。

箕面市, 大阪府 – Google マップ

にわか知識ですみませんでした。
情報提供者のS様、ご指摘ありがとうございました。

高速道路のサービスエリアなどにある
ガソリンスタンド(有人、セルフ含む)は未調査ですが…
基本的には日中に、空気圧点検や補充を行いましょう。

日々のメンテナンスで重要な空気圧点検。
明日から即実践しましょう!