スーパーディオ(AF27)の思い出

どもども、ネコライダーです。
「宝塚山脈」にも書いたかもしれない
初めての原付であるスーパーディオ(AF27)について
触れていきます。

※記事一覧に掲載されているカゴ付きのスーパーディオは現在所持しているものです。

4回受験してやっとの思いで取得した免許。
当時未成年だった私は、おかんに借金して
スーパーディオ(AF27)を購入。
たしか6万円でした。

2日目でメーターケーブルが外れて
マンホールで滑って転び
フロントフォークが歪みました。
早々に傷だらけになり、修理費も発生しました。

そして初めての改造はエアークリーナー。
ZEROというメーカーから出てたパワーフィルターです。
ノーセッティングを売りにしていました。

改造とは言えないかもしれませんが
ホームセンターで購入した工具を駆使して
交換をした思い出があります。

スーパーディオ(AF27)のリミッター解除

原付は基本的に60km/hしか出ないように
リミッターが設けられています。
大体の原付はCDIという、プラグに火花を飛ばす
タイミングを決めているコンピューターを
社外品に交換すれば、リミッターは解除できます。

しかしスーパーディオ(AF27)の場合は
エンジンの力をタイヤに伝えるための
プーリー(いわゆる駆動系)を社外品に交換しなければなりません。

この件はバイクに詳しい友達から聞きました。
なので一緒にプーリーを購入しに行って
その友達に専用工具を借りて交換しました。

その後晴れて社外チャンバーを購入。
メーカーはリアライズ、スプーキーというチャンバーを選択しました。

当時はバイク用品店に普通に2ストチャンバーが販売されていました。
そこにはスプーキーしか無かったんですけどね。
どうしてもその時に交換したかったのでしょうね。

原付は公道では30km/hまでしかスピードを出せません。
なので本来は交換する必要はありません。
ただ若かったのか、粋がりたかったのか
60km/hの壁をも超えてしまいました。

最終的に初めての原付は75km/hくらい出るようになりました。
車で並走してもらって計測しました。
運よく捕まりませんでしたが、あなたは絶対真似しないで下さいね。

チャンバーが折れて、いきなり直管に

順調にバイクライフを楽しんでいた私でしたが
とある日、絶望の淵に立たされます。

夜中に尼宝線という道路を走行していた時に
スーパーディオの排気音が大きくなりました。

慌てて道の脇に停車し、しゃがんで確認したところ
どうやらチャンバーを支えているボルトが外れてしまい
エキパイ部分のボルトだけで踏ん張っていたみたいで
エキパイ部分が重さに耐えきれず、裂けていました。

増し締めという言葉を知らなかったので
ボルトの緩みに気づけませんでした。

チャンバーに使用されている金属は薄かったので、根元の溶接部分だけでは耐えれません。
道の途中だったということもあり
家までまだ距離があったのでそのまま走行を続けたら
完全に折れてしまい、バカうるさい直管に。

なけなしのバイト代で購入した、初めてのチャンバーだっただけにめちゃくちゃヘコみました。

増し締めはとても大事です

ボルト、ネジ類は原付は特にですが、自動車含め全般的に
振動を受けて緩みやすいです。
部品の交換などで脱着したボルト、ネジ類は
2、30kmくらい走行したら増し締めしてください。
その後トータルで100km走ったらもう一度。
念には念を、です。

増し締めは規定トルクで締めなおすというか
規定トルクがかかっているなら問題ありません。
簡単にいうとボルトやネジが締まっているかの確認、緩んでいたら締め直すという具合です。

初めて購入した原付。
楽しい思い出や、苦い思い出も共にしました。
原付にハマるキッカケにもなりました。

そんなスーパーディオ(AF27)は、もう何年も前に
友達に譲りました。元気だろうか。
そして長崎県に来てから、お隣のおばあちゃんが乗らないとのことで
新たにスーパーディオ(AF27)を譲り受けました。

塗装は違えど、姿が懐かしすぎて半泣きになりながら
装着されていたカゴを外して、洗車して…
今は完全に不動車と化しましたw

この子もまた、復活するその時を待っています。きっと。
ジョグ(SA16J)が復活したら、次は君かもしれない!!